教育

朝のあいさつ運動の効果は!?指導するほど子供たちをダメにする理由!

どうも、天津ユメトです!

朝のあいさつ運動を実施しているのに、子供たちのあいさつがほとんど変わらなくて…と悩んでいませんか?

朝のあいさつ運動とは、当番の教員や児童生徒の代表者(例えば児童会や生徒会のメンバー)、地域の人などが登校時に校門の前に立ち、登校する児童生徒を出迎えて大きな声で挨拶をすること。※学校や地域によって取り組み方に違いがある。

そんな方に向けて、朝のあいさつ運動の効果の是非についての話をご用意しました。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 朝のあいさつ運動って本当に効果があるのだろうか?
  • あいさつ運動をやっても、子供たちに変化があまり見られないな…
  • 子供たちがあいさつできるようにするために、他に方法があるのでは?

本記事は、「朝のあいさつ運動の効果について疑問を抱いている教員向け」、朝のあいさつ運動のデメリットを解説しています。

朝のあいさつ運動を取り組んでいて、絶大な効果を感じている人は読むのをストップしてください。

それでは、どうぞ!

朝のあいさつ運動の効果は?

 

結論は、朝のあいさつ運動によって、子供たちが自ら進んであいさつするようになる教育効果は無いです。

朝のあいさつ運動とは、当番の教員や児童生徒の代表者(例えば児童会や生徒会のメンバー)、地域の人などが登校時に校門の前に立ち、登校する児童生徒を出迎えて大きな声で挨拶をすること。※学校や地域によって取り組み方に違いがある。

ただし、あいさつをされると人間は犯罪をためらうケースが多いので、特に登校時の子供に対する犯罪の抑止力を高める効果はあります。

お店に入ると、店員から「いらっしゃいませ」「お探しのものはありますか?」と声をかけられることがありますが、接客サービスだけでなく万引を未然に防止する対策になっていることと同様です。

また、PTAを中心とした保護者や地域のボランティアの方とコミュニケーションを図るという点で有効です。

 

朝のあいさつ運動の4つのデメリット

 

学校で実施している朝のあいさつ運動の本来の目的は、「子供たちが自ら進んであいさつすることができるようになること」です。

しかし、実際には…

・朝のあいさつ運動の時は元気にあいさつするが、終わってしまうと元に戻る

・もともとあいさつをしない子は、朝のあいさつ運動をしたからといって変わらない

・朝のあいさつ運動の教育効果を検証せずに、毎年の恒例行事のように実施している

などの様々な問題があります。

では、朝のあいさつ運動をすることが有効ではないのか、4つのデメリットを説明します。

 

子供にストレスをかけてしまう

 

朝のあいさつ運動によって「あいさつをしなきゃいけない」「たくさんの人たちがあいさつしてきたから早く返さないと」「あいさつしようと思っても上手く声が出せない」などのプレッシャーを感じ、子供たちにストレスをかけてしまいます。

実はストレスが原因によって、声が出せなくなることがあるのです。

「心因性失声症(しんいんせいしっせいしょう)」と呼ばれ、風邪などの異常がないのに声が出せなくなる症状が起きる心の病気の一つですが、そのメカニズムは解明されていません。

日常生活に支障をきたしてしまう場合は病院への受診が必要となってきます。

そんなに深刻ではない場合は、ストレスを抱え込まず、上手に発散させて、リラックスして過ごすことで症状が治ります。

つまり、子供たちがリラックスしてあいさつできるようにすることが学校教育として重要であり、プレッシャーによるストレスを与えてしまうことが逆効果になってしまうと言えるでしょう。

 

あいさつが苦手な子供が萎縮する

 

あいさつの大切さや必要性について頭で理解できていても、思うように実行することができない子供も少なくありません。

そのような子供の場合、あいさつがでないことを強く指摘されてしまうと、余計に萎縮してしまいます。

「自分はどうして挨拶ができないのだろうか?」と自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

今まではなんとか小さな声で挨拶ができていたとしても、「もっと大きな声で挨拶しましょう。」と注意を受けたことのショックで、声が出なくなってしまうことも考えられます。

あいさつの苦手な子供が、ますます苦手意識が強くなっては本末転倒です。

 

子供たちの自主性を奪う

 

朝のあいさつ運動の目的は「子供たちが自ら進んであいさつすることができるようになる」ことです。

しかし、その期間に一番大きな声を出し、はりきって挨拶をしているのは誰かというと、「大人」なのです。

「大人が子供たちの模範となって積極的にあいさつするべき」という暗黙の了解のもとで熱心に取り組めば取り組むほど、児童生徒から先に発せされる挨拶の回数が減ってしまうのです。

もちろん子供たちも頑張っていますが、大人の声量や迫力には負けてしまいます。

結局のところ、大人のあいさつの後に子供たちがあいさつをする習慣が身に付いてしまい、受け身になる傾向が出てきます。

また、朝の校門の周辺では同級生や知り合いの後輩・先輩とタイミング良く出会い、自主的に挨拶ができる絶好のチャンスです。

子供同士のあいさつは、自ら進んであいさつをしようとする態度が養うことにつながるでしょう。

その間に大人が入ってしまうと、大事なあいさつの機会を損失してしまいます。

 

朝のあいさつ運動は教員の仕事ではない

 

従来、朝の登校指導(朝のあいさつ運動など)は学校の役割だと考えられてきました。

しかし、働き方改革の推進によって、朝の登校指導は学校以外が担う業務であることが「学校における働き方改革に関する取組の徹底について(通知)(平成31年3月18日)」によって、明確に示されました。

【概要】学校における働き方改革に関する取組の徹底について(通知)(PDF:339KB)」を見ますと、下記のように表でまとめられています。

登下校に関する対応は、基本的には学校以外が担う業務であると適正化されました。

つまり、朝のあいさつ運動は当然ながら子供たちが登校する時間帯に実施しているので、教員の仕事ではないのです。

それに、教員の始業時刻前に行われている学校もあり、違法な状態が指摘されているケースも出てきています。

朝のあいさつ運動を実施する時間が教員の労働時間内に含まれないとすれば、もし教員が事故や事件に巻き込まれたとしても、労災の申請ができなくなってしまいます。

 

まとめ

 

今回は、朝のあいさつ運動についての4つのデメリットを紹介しました。

①子供にストレスをかけてしまう

②あいさつが苦手な子が萎縮する

③子供たちの自主性を奪う

④朝にあいさつ運動は教員の仕事ではない

人間というのは不思議なもので、何かをやらせようとすればするほど、相手の反発をまねきます

それは、「あいさつ」にも当てはまることで、子供たちが大人からあいさつするように強い指導を受ければ受けるほど、あいさつすることの楽しさや大切さを感じなくなり、いつしか「しょうがなくやること」へと変容してしまうのです。

では、どうすれば子供たちが自ら進んであいさつできるようになるのか?

まず“子供たち”ではなく“子供”へと焦点化させ、一人一人の実態に応じて指導していく必要があります。

あいさつの指導について、さらに詳しい内容が下記に書かれていますので、ぜひご覧ください。

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以上、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!

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