学校に限らず、会社でもお店でも「自ら進んで挨拶をしましょう。」「笑顔で挨拶をしましょう。」と、挨拶を推奨していると思います。
ところで、挨拶の際にお辞儀(礼)をするタイミングはいつでしょうか?
①お辞儀をしてから「おはようございます」と言う
②「おはようございます」と言いながらお辞儀をする
③「おはようございます」と言った後にお辞儀をする
のどれが正解なのか、説明していきます。
挨拶は先言後礼
「挨拶」は相手との関係を結ぶ簡便で有効な手段であるとともに、相手を一瞬にして嬉しい気持ちにさせる魔法の言葉です。
その挨拶は「先言後礼(せんげんごれい)」が基本とされています。
意味は文字の通り、言葉が先で後からお辞儀をするということです。
朝の挨拶の場合、まず相手の目を見て「おはようございます」と言葉に出します。
そして、頭を下げてお辞儀をします。
正解は、
③「おはようございます」と言った後にお辞儀をする
ということになります。
言葉と動作は別々にするというのがポイントです。
もし、挨拶の言葉とお辞儀の動作を同時にするとどうなるでしょうか?
言葉は相手ではなく地面に向かって言ってしまうことになるので、自分の気持が相手へ充分に届かなくなってしまいます。
これを「同時礼(どうじれい)」と言います。
また、先言後礼は挨拶の言葉を発した後にお辞儀をするので、「分離礼(ぶんりれい)」とも呼ばれています。
先言後礼を行えば、しっかりと相手の目を見て、美しい姿勢でお辞儀をすることができ、心のこもった挨拶になります。
今後も「先言後礼」の挨拶をしていきましょう。