実は、疲れを軽減させながら働く方法があります。
それは「小休止(しょうきゅうし)」です。
※小休止…少し休むこと。
多くの疲労の原因は、疲れた後に休んでいるからです。
私はこの方法で疲労困憊に陥ることなく、健康に仕事を続けることができるようになりました。
また、多くの登山家が実践している方法でもあります。
この記事では、小休止を取りながら働く方法を教えます。
この記事を読むと、毎日疲れることなく働くことができます。
結論は、仕事の合間に休憩時間を自主的に取ることです。
それだけで疲労を少しずつ回復させながら持続的に働くことができます。
仕事は登山と同じ
友人から聞いた「登山をするコツ」の話です。
山の頂上にたどり着くためには、30分登ったら休憩を繰り返すように、小まめに休みながら登るということです。
私は登山の話を聞く前までは、疲れたら平坦な場所を探して休憩する、あるいは山の「○合目」を目安にして到着したら休むものだと勝手に思っていました。
ところが、たとえ疲れていなくて、元気があっても、小休止をとることが重要なのです。
つまり、疲れる前に休むのです。
小休止をとることによって、疲労困憊にならない状態で無事に頂上にたどり着くことができます。
反対に、「普段から鍛えていて体力に自信があるから」と言って休まずに登ってしまうと、後から疲れが一気に出て、怪我をしたり、頂上までたどり着かなかったりして、結局下山せざるを得なくなります。
登山のコツは、仕事にも当てはまるのではないでしょうか。
始業時刻から終業時刻まで休むことなく全力で働くことができるでしょうか?
1日ならできるかもしれません。
若いからできるかもしれません。
しかし、毎日仕事を長く続けていくことを考えれば、心身が疲弊する恐れがあります。
通常は昼になれば決まった時刻に1時間あるいは45分のまとまった休憩時間を取ることができても、そこで全て回復できるとは言えません。
日頃から疲れが溜まってくると自然と席を立って歩いたり、何か食べたり飲んだりしながら、小休止を無意識にとっているはずです。
もし無意識にとっていなかったとすると、肩こりや腰痛がひどくなったり、お腹が空きすぎて暴飲暴食や早食い(よく噛まないで流し込む)などをしてしまったりしているかもしれません。
だからこそ、小休止を“意識して行う”ことが必要なのです。
エネルギーを補給する
本来、登山というのは腰を据えてお腹いっぱい食事をするのではなく、小休止の中で食べたり飲んだりできる物を口にします。
お腹が空いてから食べません。
お腹が空く前に食べます。
のどが渇いたらから飲みません。
のどが渇く前に飲むのです。
なぜなら、エネルギー切れを起こさないようにするためです。
これを仕事中に置き換えた場合、適度に食べ物を口に入れたり飲み物を飲んだりすることを推奨します。
おやつなどの軽食をとることによって、空腹の軽減、疲れの癒し、気分のリフレッシュなどの効果があります。
ただ、食べすぎ・飲みすぎは太る原因になってしまいますから、栄養面での注意が必要です。
まとめ
この記事を読んで、「忙しいから休んでいられない。」「みんなが仕事をしているのに、自分だけ休めるわけないだろう。」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
私は忙しい時こそ休んでほしいと思います。
なぜなら、疲労が溜まると仕事のパフォーマンスが落ちるからです。
パフォーマンスが落ちれば、当然ながら仕事の生産性も落ちますし、ミスも増えてしまいます。
ミスが増えれば、やらなければならない仕事が増えて、ますます忙しくなるという悪循環に陥ります。
結局「頂上=仕事が定時に終わる」にたどり着けなくなるのです。
これを防ぐためにも、適度に小休止をとることが必要なのです。