仕事術

仕事の教え方の8つのポイント!誰でも教え上手になれます

天津シンギ / Shingi Amatsu

どうも、天津です!

仕事を誰かに教える際に「他人に仕事を教えるのが苦手で…」「仕事を教えても相手が覚えてくれない」とお悩みではないでしょうか?

この記事では、「仕事の教え方の8つのポイント」を解説します。

天津
天津

この記事は次のような人におすすめ!

  • どのように説明すれば相手が理解しやすいのか分からない
  • 相手がどれだけ理解しているかが分からず、不安になる
  • 相手がなかなか覚えないとイライラしてしまう
  • 相手が教えたことをすぐに忘れてしまう
  • 自分の教える能力に自信が持てない

今回紹介する仕事の教え方の8つのポイントは、教えるあなたにとっても、教わる相手にとってもたくさんメリットがある方法です。

仕事の教え方の8つのポイントをおさえれば“教え上手”になることができるので、ぜひ最後までお読みください!

それでは、どうぞ!

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教えるとは

そもそも「教える」とは何でしょうか?

教えるとは、知識や技術、情報を他人に伝えて理解させることです。

つまり、相手に知識や技術、情報を教えた行為だけでは「教えた」ことにはなりません。

相手がこれらを理解して実行できて初めて「教えた」になるのです。

「一度やり方を教えたから分かってくれただろう」「相手が丁寧にメモしていたから理解していただろう」「特に質問も無かったから大丈夫だろう」と推測してはいけません。

仕事を教えるなら、教えた相手が仕事を理解して実行できるようになることを目指しましょう。

相手の「教わりたい」を引き出す

「教える」ことは会話と似ています。

会話は、話し手と聞き手がいてコミュニケーションが成り立ちます。

教えることも、教える側と教わる側がいて成り立つように、まず相手の「教えてほしい」「教えてもらいたい」という意欲を引き出すことが重要です。

「どうして教える自分が相手の教わりたい意欲を引き出さなければいけないのか?」と疑問に思われるでしょうが、会話と同じように話の内容に相手の興味・関心がなければ、相手は真剣に聞いてくれません。

心から「教えてほしい」という相手の意欲を引き出すことより、あなたの「教えた内容」は格段に相手に伝わります。

以下に、仕事の教え方のポイントを8つ紹介します。

仕事の教え方の8つのポイント

1.相手の話を聞く

相手に仕事を教える際に、いきなり教えることから始めていませんか?

仕事の内容から話を始めても、相手の聞く姿勢ができていないと伝わりません。

まず、短い雑談などを通して相手の話を聞く姿勢をつくるようにしましょう。

「仕事に慣れましたか?」「調子はどうですか?」「休みはどこかに行く予定はありますか?」など簡単な質問で構いません。

相手の話を聞くと、相手は「この人は話を聞いてくれる人だな」と思うようになります。

“自分の話をきちんと聞いてくれる人の話を聞きたい”と思うのは人間の心理です。

リラックスした状態で教え始めることができるように、相手の話を聞くようにしましょう。

2.明確な目的を示す

仕事の内容を教える前に、どうして仕事を覚える必要があるのか目的を示すことが重要です。

相手に仕事の目的を理解させることで、仕事に対するモチベーションが高まります。

何のためにその仕事をするのかが明確になると、目標に向かって努力しやすくなるのです。

また、仕事の背景や全体像が分かることで、具体的な作業だけでなく、その作業がどのように全体に寄与するかを理解できます。

さらに、目的を知ることで、自分で考え行動する力が育ちます。

目的を持って仕事に取り組むことで、次に何をすべきかを自ら判断できるようになります。

3.分かりやすい説明を心がける

難しい専門用語を避け、分かりやすい言葉で説明するようにしましょう。

また、一度にすべてを教えるのではなく、相手のペースを考えながら「まず」「次に」「そして」「最後に」と段階を踏んで説明することで、相手が理解しやすくなります。

自分のペースで話を進めてしまうと、相手が理解しないままで終わってしまうことがあるので、また同じ説明を繰り返さなければなりません。

焦らず、相手のリズムを尊重しましょう。

「相手が聞いてくれない」のではなく、相手が「聞いて理解してくれる内容とペース」で説明することが“分かりやすさ”のコツです。

場合によっては、図表やイラスト、スライドなどの視覚的な情報を使うことで、理解しやすくしますので、これらのツールを使うことも有効です。

4.相手の理解度を確認する

相手が理解しているかどうかを確認しながら進めることで、誤解を防ぎます。

質問を促し、フィードバックを求めましょう。

また、復唱(リピート)させることもオススメします。

自分が説明したことに対して相手が理解しているかどうか、相手に「自分の言葉」で説明してもらうのです。

もし相手の説明した内容に不足する点があれば、補足説明してあげればよいですし、きちんと説明ができていれば褒めましょう。

ただし、すぐに相手が理解できない場合もあります。

その際には、忍耐強く接し、繰り返し説明することが必要です。

5.相手の反応や視線を見る

こちらが教えている時に、相手がうなずいていたり、内容を理解できていないそぶりを見せることがあります。

その相手の反応を、しっかりとキャッチすることが大切です。

真剣に教えているとマニュアルを凝視したり、自分の手元ばかりに集中したりするかもしれませんが、相手の反応も注視するようにしましょう。

また、相手と目線を合わせることも必要です。

目線を合わせないで説明すると、どことなく自信がないような印象を与えてしまいます。

適宜目線を合わせて説明することで真剣さが伝わるとともに、相手に対する関心や尊重の意を示すことができ、信頼感を築く助けとなります。

6.実践を交える

ただ説明するだけでなく、実際にやって見せることで、相手が具体的にイメージしやすくなります。

これは「観察学習(モデリング)」と言って、他者の行動を観察し、その行動や結果を基に自分の行動を変える学習方法のことです。

新入社員が先輩社員の業務遂行の方法を観察することで、効率的な仕事の進め方を学んだり、リーダーが示すリーダーシップやコミュニケーション方法を観察し、部下がそれを模倣したりするなど、「観察学習(モデリング)」は様々なところで活用できます。

説明をしながら自分が行動を示したり、説明した内容を相手に実行させたりするなど、実践を交えて教えていきましょう。

7.ポジティブな姿勢を示す

ポジティブな態度で接し、相手の努力を認め、励ますことが大切です。

相手のモチベーションを高める言葉をたくさん使っていきましょう。

「なんで分からないんだ!?」「何度言えば理解してくれるんだ!?」「ちゃんと話を聞けよ!」など威圧的な態度とネガティブな言葉では、相手が萎縮してしまって、ますます話の内容を頭に入れることができなくなります。

相手のモチベーションが下がり、マイナス効果になりますから要注意です。

モチベーションを高める言葉
  • すごい!すぐに習得できるなんて素晴らしい。
  • あなたの努力がしっかりと結果に結びついています。
  • この調子で進めていけば、もっと素晴らしい成果が出せますよ。
  • あなたの進歩には本当に感心しています。
  • 大丈夫!自信を持ってください。
  • あなたならきっと上手くやれると信じています。
  • あなたの姿勢や取り組み方がとても良いです。
  • 確実に成長しています。続けていきましょう。

8.共感を示す

相手の立場に立って考え、共感を示す言葉を使いましょう。

共感を示すことで、相手に対する理解や関心が伝わり、信頼関係が築かれます。

信頼関係があれば、相手は安心して質問や相談ができるようになりますので、コミュニケーションが取りやすくなります。

今後も何か教える場面があった際も、スムーズに伝えることができるでしょう。

共感を示す言葉
  • 新しいことを覚えるのに時間がかかりますから、焦らずいきましょう。
  • 初めてのことだから不安になるのは当然です。私も最初は同じ気持ちでした。
  • 間違えるのは成長の一部です。どんどん質問してください。
  • その課題に取り組むのが大変だと思いますが、あなたならきっと乗り越えられます。
  • あなたが何に困っているか、もっと詳しく教えてもらえますか?一緒に解決しましょう。
  • 私も同じことを経験したので、あなたの気持ちがよくわかります。どうやって解決したかを共有しますね。

相手に教えるためのツールを考える

相手に仕事を教えるためには、適切なツールを選び、組み合わせることが大切です。

コミュニケーションのツールと言えば、口頭、文字、図・イラストです。

口頭で教えるメリットは、質問や疑問がその場で解消できるため、相手の理解度を確認しながら進めることができます。

また、声のトーンやイントネーションを使って、強調したいポイントや感情を伝えやすいです。

文字で教える(マニュアル)メリットは、後で見返すことができるため復習や確認に役立ちますし、誤解が生じにくく、詳細な情報を正確に伝えることができます。

図・イラストで教えるメリットは、複雑な情報やプロセスを視覚的に理解しやすくなります。

口頭、文字、図・イラストのツールを組み合わせることで、情報伝達がより効果的になり、相手の理解や記憶が深まります。

まとめ

今回の記事では、「仕事の教え方の8つのポイント」について解説してきました。

記事の要点をまとめると、以下のとおりです。

記事の要点
  • 相手の「教わりたい」を引き出すことが大事
  • 仕事の教え方の8つのポイントをおさえれば“教え上手”になれる
  • 教える際は適切なツールを選んだり、組み合わせたりして使う

自分ができる仕事でも、相手にその仕事を教えるとなると難しいものです。

けれども、仕事の教え方の8つのポイントを実行すれば、相手は仕事をしっかりと理解して実行できるようになるでしょう。

また、教え上手になれば、あなた個人および組織にとって非常に有益です。

コミュニケーションスキルの向上、チームの生産性の向上、職場環境の改善、個人のキャリアアップ、そして組織全体の成長といった多くのメリットをもたらします。

ぜひ本記事を参考に教え上手を目指してください!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

天津
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【働き方改革リーダー】YUMETO Me(ユメトミ)とは、心の不安や悩み、身体の疲れを抱える皆様に向けて、今日よりも明日をラクに生活できる情報を発信するセルフメディアです。心の病で休職・復職をした体験と、教員として培った長年のノウハウをもとに「働くをラクにすること」を提案します。
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