教育

学校でスポーツドリンクの持ち込みを禁止にしている理由とは!?

天津シンギ / Shingi Amatsu

熱中症対策のために、水筒にスポーツドリンクを入れて持たせないが、どうして学校は持ち込みを禁止にしているのだろう?

水分補給にはスポーツドリンクが一番効果があるんじゃないの!?

真夏日(日最高気温30℃以上の日)だけでなく、猛暑日(日最高気温35℃以上の日)が続いている夏本番で、心配になるのは熱中症の症状でしょう。

高温の炎天下にいると、大量の汗で身体の水分や塩分が失われ、体温調節が上手くできなくなってしまいます。

特に子供は大人よりも暑さに弱く、熱中症になりやすいため、水分や塩分補給に十分に気を付けなけれなりません。

しかし、多くの学校では水筒にスポーツドリンクを入れて持ち込むのを禁止にしており、「おかしい」と感じる方がいらっしゃると思います。

この記事では、「学校でスポーツドリンクではなく水またはお茶を推奨している理由」を載せています。

結 論

普段から水筒の中にスポーツドリンクを入れて、常時飲み続けることは身体に悪いからです。

学校では、熱中症の心配になる夏以外にも、1年を通して水筒の持ち込みを許可をしている学校が増え、「どんどん水分補給をしなさい。」と推奨しています。

ただ、その多くの学校では「水筒の中身については、水またはノンカフェインの麦茶やお茶のみで、スポーツドリンクを入れないでください。」と通知を出しているでしょう。

スポーツドリンクと言えば、熱中症対策として効果的だと認識されていますが、普段から飲み続けることによって、どんなリスクがあるのでしょうか?

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過剰な糖分(砂糖)の摂取

スポーツドリンクのペットボトルに書かれている100mLあたりの栄養成分表示の「炭水化物」のところに注目してみてください。

飲み物の炭水化物とは、ほぼ「砂糖」のことです。

様々なスポーツドリンクの栄養成分表示を見ると、100mLあたりの栄養成分である炭水化物が約4g〜7g程度になっています。

計算すると…

100mLあたりの栄養成分が炭水化物 5g =  砂糖5g

500mLのペットボトル = 5g×5 = 25g(スティックシュガー8本分以上)

1Lのペットボトル = 5g×10 = 50g(スティックシュガー16本分以上)

※スティックシュガー1本分 = 砂糖3g

となります。

一日の砂糖の摂取量の目安(2015年にWHOが定めた数値)は25gなので、500mLのペットボトル1本分のスポーツドリンクを飲んだだけで一日の砂糖の摂取量に達してしまいます。

1Lの水筒いっぱいにスポーツドリンクが入っていた場合は、一日の摂取量の2倍にもなります。

また、スポーツドリンクの“がぶ飲み”によって急激な血糖値の上昇につながり、肥満の原因にもなってしまいますので、十分注意が必要です。

特にスポーツドリンクは、健康に良いというイメージがあるため、熱中症予防対策だからと言って普段から飲み続けると、糖尿病を発症または悪化させてしまいます。

このように、スポーツドリンクなどペットボトル入っている清涼飲料水を多量に飲むことで起きる、高血糖(血液の中の糖分量が多い)状態のことを「ペットボトル症候群」と呼ばれています。

虫歯になりやすくなる

スポーツドリンクなどの清涼飲料水は酸性の飲み物です。

喉が渇くたびにこまめにスポーツドリンクを摂取することで、口の中が酸性(phの値が低くなる)に傾きます。

「虫歯菌(むしばきん)の出す酸が歯を溶かす」と言われているように、虫歯が進行しやすい環境になってしまうのです。

特に乳歯や生えたての永久歯の場合は影響を受けやすくなります。

溶けた歯の成分は唾液によって時間をかけて戻していくのですが、頻繁にスポーツドリンクを飲むことにより、ますます歯が溶ける進行が早くなります。

やはり、糖質を含まない、口の中と同じ中性の飲み物である水またはお茶が適しているのです。

金属製の水筒にスポーツドリンクを入れるのは危険

酸性度の高い飲み物や食べ物を金属製の容器に入れると、飲み物・食べ物の中に金属が溶け出すことがあり、中毒を起こしてしまう危険性があります。

しかし、金属製の水筒であっても内部にコーティングが施されている製品がほとんどですので、スポーツドリンクを入れたからといって、金属が溶け出すことはほぼありません。

ただし、内部に大きな傷があったりサビついていたりすれば、金属が溶け出す可能性を否定できません。

スポーツドリンクなどの酸性の飲み物を金属製の水筒に入れる際は、水筒の中身を必ずチェックしたり、中身を入れたまま放置したりしないように注意しましょう。

まとめ

今回は、学校でスポーツドリンクではなく水またはお茶を推奨している理由を解説してきました。

ポイントは、「普段から水筒の中にスポーツドリンクを入れて、常時飲み続けることは身体に悪いからです。」です。

しかし、炎天下でのスポーツや仕事で大量の汗をかいた時などは、スポーツドリンクの補給が適しています。

運動会や遠足などの行事では、水やお茶を入れた水筒だけでなく、スポーツドリンクを持たせる学校もあります。

このような大量に汗をかく行事を除いて、基本的に学校では1日中運動をしていませんし、多くの時間が教室での座学になります。

普段は、水やお茶を水筒に入れて学校に持っていくことが望ましいでしょう。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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【働き方改革リーダー】YUMETO Me(ユメトミ)とは、心の不安や悩み、身体の疲れを抱える皆様に向けて、今日よりも明日をラクに生活できる情報を発信するセルフメディアです。心の病で休職・復職をした体験と、教員として培った長年のノウハウをもとに「働くをラクにすること」を提案します。
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