教育実習

授業観察のコツ18選!授業力が高まる視点とメモの仕方・立ち位置

授業観察のコツ18選!授業力が高まる視点とメモの仕方・立ち位置
夢人

どうも、夢人です。

他の先生の授業を見る機会が増えてきたタイミングで、「授業観察でどこを見ればいいのかわからない…」「どんなことをメモすればいいの?」「自分の授業にどう活かせばいいのか悩む…」とお悩みではないでしょうか?

こうした悩みを抱えてしまうのは、学校現場で“授業観察をする際の正しい見方”を具体的に教わる機会が少ないからです。

今回の記事では、教育実習生や若手の先生に向けて、授業力を劇的に向上させるための授業観察の視点やメモ術、立ち位置の工夫などのコツ18選をわかりやすく解説します。

夢人
夢人

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 授業観察の目的や意味をしっかりと理解したい。
  • どこに立って、何をどうメモすればいいのか具体的な方法を知りたい。
  • 先輩の先生方の素晴らしい指導技術を自分のものにしたい。

この記事を読めば、効果的な授業観察の視点や動線、メモの取り方がわかり、先輩の先生方の技術や子どものリアルな姿から学びを吸収して、ご自身の授業力をぐんぐん伸ばしていくことができるようになります!

この記事を書いた人

名前 / Name  
夢人 

19年間、学年主任・研究主任を務めた元小学校教員。会社員兼ライターとして活動中。現場で培った学級経営・指導法・働き方などのノウハウを忙しい先生方にお届けします。

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Contents
  1. 授業観察とは?意味を知る3つのポイント
  2. 授業力を劇的に高める授業観察の視点6選
  3. 授業観察中の立ち位置の3つのポイント
  4. 授業観察のメモ術4ステップ
  5. 授業観察の学びを実践に活かす2つのアクション
  6. まとめ

授業観察とは?意味を知る3つのポイント

授業観察とは?意味を知る3つのポイント

まずは、そもそも授業観察とは何なのかを整理していきましょう。

学校現場ではさまざまな形で他の人の授業を見る機会がありますが、目的を履き違えてしまうとせっかくの学びが半減してしまいます。

ここでは、授業観察がもつ本来の意味と、それが教員としての成長にどうつながるのかについて、3つのポイントに分けて解説していきます。

ポイント1:授業観察・授業参観・授業見学の違い

ラズリ
ラズリ

授業観察と授業参観、授業見学は、どれも同じような意味に感じてしまうけど、具体的にどう違うの?

夢人
夢人

先生方が授業力を高めるために他の人の研究授業などを見ることは、本来『授業観察』と言うんだよ。詳しく説明するね。

授業参観

授業参観とは、主に保護者がわが子の学校での様子や成長を見守るための場です。

子どもが楽しく学習に参加できているか、友達と仲良く関わっているかといった、学習面だけでなく生活面や情緒面の安心感に焦点が当てられることが一般的です。

授業見学

授業見学とは、先生を志す学生や地域の方々などが、学校で実際にどのような授業が行われているのかを大まかに把握するための機会です。

授業の専門的な分析を目的とするのではなく、学級の雰囲気や全体的な流れといった、実際の様子を知るためのものです。

授業観察

授業観察とは、先生が自分自身の指導力を高めるために、明確な意図や視点を持って他の先生の授業を分析的に見ることです。

教師の発問や子どもたちの反応などを記録し、事後の協議などを通じて自身の授業改善につなげていく重要な取り組みです。

つまり「授業観察」は、保護者が子どもの様子を見る「授業参観」や進行を大まかに把握する「授業見学」とは明確に異なり、教育の専門家としての視点から、授業のねらいがどう達成され、子どもたちがどのように学んでいるかを客観的に分析することが求められます。

ポイント2:インプットとアウトプットのサイクル

授業力を高めるためには、良質なインプットとアウトプットのサイクルを回し続けることが不可欠です。

自分一人で授業をこなしているだけでは、どうしても指導方法が偏ってしまったり、課題に気づけなかったりします。

また、指導書や出版されている教科の専門書を読んで論理的には理解できても、それを実際の教室でどう実践に落とし込むかは難しいものです。

しかし、先輩の先生方の素晴らしい授業を参観することは、実際の指導を見ることで具体的なイメージが湧き、自分の授業でも実行しやすくなるため、最高のインプットとなります。

そこで得た新しい手立てや声かけの技術を、明日からの自分の授業という形でアウトプットしていくのです。

このサイクルを意識的に繰り返すことで、授業力は飛躍的に伸びていきます。

ポイント3:学級経営や学習規律のヒントを得るため

授業観察で見えるのは、決して教科の指導法だけではありません。

教室に入った瞬間から、その学級の温かい雰囲気や、子どもたちが安心して発言できる空気感を感じ取ることができます。

先生が間違えた子に対してどうフォローしているのか、ノートの取り方や姿勢といった学習規律がどう徹底されているのかも重要な観察ポイントです。

授業がスムーズに進む背景には、日々の丁寧な学級経営という土台が必ず存在しています。

教科の指導法と学級経営の両輪に目を向けることで、より深い学びを得ることができるのです。

授業力を劇的に高める授業観察の視点6選

授業力を劇的に高める授業観察の視点6選

授業観察をする際に、具体的にどのようなポイントに目を向ければよいのでしょうか?

ただ漠然と眺めているだけでは、貴重な学びのチャンスを逃してしまいます。

ここでは、先生の手立てから子どもの姿まで、授業力をぐんと引き上げるための実践的な6つの視点をご紹介します。

視点1:授業者の手立てや工夫に注目する

授業観察の基本として、まずは先生がどのような手立てや工夫をしているのかをしっかりと見つめましょう。

  • 子どもの知的好奇心をくすぐるような発問がされているか?
  • 子どもが見通しを持てる工夫があるか?
  • 先生がどのタイミングでどのような言葉を投げかけているか?
  • 教室の掲示物や座席の配置が、その時間の学習のねらいに合ったものになっているか?
  • 子ども同士が意見を交わし、自分の考えを深める場面(ペアやグループ活動)が効果的に組み込まれているか?
  • 板書が構造的でわかりやすいか?
  • 学習のつまずきが見られた子に対して、どのような支援をしたか?
  • 子どもから出た「予期せぬつぶやき」や「間違い」を、どのように授業全体の学びに生かしているか?
  • ICT機器をどのように活用しているか?
  • 机間指導の際、先生はどのような基準で子どものノートを覗き込み、つまずきや良い考えを見取っているか?

このような手立てや工夫は、指導書や教科の専門書などにも明記されていますが、実際のトーンや絶妙な間、柔軟な言葉かけといった「本では分からない実践の学び」こそが、授業観察で得られる最大の価値だと言えるでしょう。

ポイント

研究授業で配布される指導案には数多くの手立てや工夫が記されていますが、授業者がこれまでの経験で培ってきた生きたテクニックのすべてがそこに書かれているわけではありません。

だからこそ、紙面には表れない隠れた手立てや工夫を、あなた自身の目でしっかりと見つけ出そうとする姿勢が何よりも重要です。

視点2:子どもの姿や表情から学びの深まりを読み取る

先生の動きだけでなく、目の前にいる子どもたちのリアルな姿を観察することが、授業観察では非常に重要です。

先生の発問に対して、子どもたちがどんな表情をしているか、迷って手が止まっている子はいないかを探ります。

ペアやグループ学習の場面では、子ども同士の小さなつぶやきや、意見がぶつかり合う瞬間にこそ深い学びが隠されています。

教える側の論理だけでなく、学ぶ側がどう受け取っているかを読み取る力を鍛えることが大切です。

子どもの表情の変化に気づけるようになれば、自分の授業でも柔軟な対応ができるようになるでしょう。

視点3:教室環境や整理整頓などの学級経営を観察する

授業の質は、教室の環境や日々の学級経営と密接に関わっています。

黒板の周りがきれいに整頓されているか、子どもたちの机の上やロッカーの中がどうなっているかを見てみましょう。

また、教室の掲示物に先生の温かいメッセージが添えられているかどうかも、学級の安心感につながっています。

整理整頓が行き届き、落ち着いた環境があるからこそ、子どもたちは学習に集中できるのです。

授業の進行だけでなく、教室という空間全体を俯瞰して観察する視点を持ってみてください。

ポイント

授業参観などで教室を訪れた際は、授業が始まる前に教室の掲示物を含めて周囲をしっかりと見渡すことが大切です。

授業開始直前に子どもたちがどのように学習道具を準備しているのか、さらには活動中の片付けの様子にも着目することで、授業者の学級経営の素晴らしさが見えてきます。

視点4:指導案の仮説がどう実現されているかを確認する

研究授業などでは、事前に配られる指導案をしっかりと読み込み、授業者やその指導案の作成に関わった先生方の意図を把握しておきましょう。

指導案には、「このような手立てや工夫をすれば、子どもはこう育つはずだ」という仮説が込められています。

実際の授業を見て、その手立てや工夫が本当に子どもの姿として表れているかを検証しながら観察します。

もし予定通りに進んでいなければ、授業者がその場でどう軌道修正したのかに注目するのも大きな学びになります。

仮説と実際の子どもの姿を照らし合わせることで、より論理的に授業を分析する力が養われます。

視点5:授業者と子どもの温かい関わりや支援を探る

授業の中での、授業者と子どもの心の通い合いも見逃せないポイントです。

子どもが勇気を出して発言したときに、先生が目を見てしっかりと受け止め、良さを認めているかを確認しましょう。

また、机間指導の際に、一人ひとりのつまずきにどう寄り添い、励ましの声をかけているのかも重要です。

こうした温かい関わりがあるからこそ、教室は失敗を恐れずにチャレンジできる安全な場所になります。

教科の知識を教えるだけでなく、子どもを丸ごと包み込むような支援のあり方をぜひ学んでください。

視点6:自分ならどう指導・支援するか?

ただ感心して見るだけでなく、常に自分を主語にして授業を観察する姿勢を持ちましょう。

  • 自分だったらこの場面でどう切り返すだろうか?
  • 自分ならどんな支援の言葉をかけるだろうか?
  • 自分ならどのような発問をするか?
  • 自分ならどんな板書計画を立てるだろうか?

そうすることで、授業の展開が他人事ではなくなり、自分自身の課題としてリアルに捉えられるようになります。

疑問に思ったことや、もっとこうすれば良くなるかもしれないという代案を頭の中でシミュレーションするのです。

この自分視点を持つことが、単なる見学から実践的な研修へと学びを昇華させる鍵となります。

注意!

「自分ならこうするのに」と授業者を批判的な視点で見てしまうと、欠点ばかりが記憶に残り、自分自身の授業への改善点を見出すことができません。

ミスを粗探しするのではなく、その授業から今後の指導に活かせる有益な情報を収集する姿勢が大切です。

夢人
夢人

授業を見せてくださった先生への感謝の気持ちを持ってほしいです。

授業観察中の立ち位置の3つのポイント

授業観察中の立ち位置の3つのポイント

授業観察で教室に入ったとき、あなたはいつもどこに立っているでしょうか?

実は、立つ位置や動き方を変えるだけで、見えてくる世界は大きく変わるのです。

ここでは、授業の目的や場面に合わせて、どこから観察すればより深い学びが得られるのか、立ち位置の工夫の3つのポイントをお伝えします。

ポイント1:教室の後方は授業者の全体的な動きを捉えやすい

教室の後方は、多くの参観者が陣取る定番の立ち位置です。

メリット
  • 授業者の立ち振る舞いや表情がよく見える。
  • 黒板の使い方の全体像(板書計画)が把握できる。
  • 声の通り方や身振り手振りといった授業者のパフォーマンスを学べる。
  • 子どもたちの視界に入りにくいため、気が散らずに普段通りの自然な様子を観察できる。
デメリット
  • 子どもたちの顔は見えず、背中ばかりを見ることになってしまう。
  • 「わかった!」「え、どういうこと?」というような、子どものつぶやきや小さな反応を拾いにくい。
  • ノートに何を書いているか、どこでつまずいているかという手元の詳細が見えない。
  • 子どもたちの実際の学びの姿よりも、授業者の「教え方」のスキルばかりに目が行きがちになる。

授業者の動きを学ぶためには有効ですが、子どもたちの背中や後頭部しか見えず、肝心の反応がわかりにくいため、私としてはあまりおすすめしません。

ポイント2:教室の前方や窓際は子どもの表情や反応が見える

授業者の様子だけでなく、子どものリアルな学びの姿を捉えたいなら、教室の窓側や廊下側のサイドに移動してみましょう。

メリット
  • 授業者の動きと、子どもたちの様子の両方をバランスよく見ることができる。
  • 子どもたちのリアルな学びの姿や、先生の言葉に対する表情(納得、疑問、目の輝きなど)がはっきりとわかる。
  • 近くに座っている子どものノートの書き込み具合や、つまずきに気付きやすい。
デメリット
  • 前方に近い位置に立つことに、少し抵抗や緊張を感じる。
  • すぐ横に大人が立つことになるため、近くの座席の子どもの気が散ってしまったり、プレッシャーを与えてしまったりする可能性がある。
  • 自分の立ち位置から見て反対側の列に座っている子どもの様子や手元は、死角になりやすく見えにくい。
  • 黒板を斜めから見ることになるため、場所によっては板書の全体像や小さな文字が把握しづらいことがある。

教室のサイドから全体を見渡すことで、授業者の言葉に対する子どもたちの素直な反応を感じることができるので、おすすめの立ち位置です。

夢人
夢人

私が授業を参観する時は、窓側あるいは廊下側の中央付近に立つようにしていました。

ポイント3:活動中は子どもの近くへ

授業者が指示をして活動が始まったら、ずっとその場に留まり続けるのではなく、教室を移動するチャンスです。

ペアやグループで話し合っている内容を近くで聞いたり、ノートや一人一台端末に自分の考えを黙々と書いている姿を近くで見たりしてみましょう。

その際、腰を曲げて姿勢を低くしたり、子どもたちと同じ目線になるように膝をついてしゃがむのがポイントです。

そうすることで、子どもたちの小さなつぶやきや、考えが深まっていくプロセスを観察できます。

一人ひとりの学びがどう生まれているのかを知るためには、気になるところに飛び込んでいくフットワークの軽さが求められます。

注意!

授業者も教室の中を歩き回って子どもたちへの指導や支援を行っているため、その動線の邪魔にならないよう十分に配慮しながら移動しましょう。

授業観察のメモ術4ステップ

授業観察のメモ術4ステップ

授業中に感じたことや学んだことを、皆さんはどのように記録していますか?

人間の記憶は曖昧なので、効果的なメモを残しておかなければ、後から振り返ることができなくなってしまいます。

ここでは、すぐに実践できる、成長を加速させるメモの取り方4ステップを解説します。

導入から展開そして終末の流れごとにメモを区切る

授業は大きく分けて、導入・展開・終末という3つの流れで構成されています。

指導案ではなくノートを取る際は、この時間が切り替わるタイミングで横線を引いて、メモを明確に区切るのがおすすめです。

こうすることで、後からノートを見返したときに、授業のどの場面での出来事だったのかがすぐに思い出せます。

特に、導入で子どもの興味をどう惹きつけ、それをどう展開につなげていったのかを意識して記録しましょう。

全体の構造を視覚的に整理しておくことが、自分の授業を組み立てる際の大きなヒントになります。

ポイント

時計を確認して導入・展開・終末に切り替わった時刻を記録したり、それぞれの活動に確保された時間をメモしておいたりすると、授業の時間配分やタイムマネジメントの手法を学ぶことができます。

事実だけでなく自分の疑問や代案を書き込む

授業者が黒板に書いたことや、発問した事実だけを書き写すのはもったいないメモの取り方です。

「なぜこのタイミングでこの教材を出したのだろう?」「この発問は少し難しかったのではないか?」といった自分の疑問もどんどん書き込みましょう。

さらに、「自分ならこう発問する」といった代案までメモできるようになれば、観察の質は格段に上がります。

事実と自分の思考をセットで残すことで、後から指導教員や先輩の先生方に質問したり、深く分析したりする材料になります。

受動的な記録ではなく、能動的な思考の跡を刻み込んでください。

赤と青のボールペンを使い分けて後から見返しやすくする

メモを取るときは、ペンの色をルール化して使い分けると、振り返りの効率が劇的にアップします。

  • 赤ボールペン…「これは素晴らしいアイデア!」「自分の授業でも真似したい!」と思ったこと
  • 青ボールペン…授業の中で疑問に感じたことや、「もう少しこうすれば良くなるかも」という代案

このように色を分けておくと、後で書き込んだ指導案やノートを開いたときに、自分の学びのポイントが視覚的にパッと飛び込んできます。

黒一色で文字がびっしり埋まったメモから卒業し、カラフルで実践的な宝の地図を作り上げるよう、「3色ボールペン」を持って授業を参観しましょう。

発問と子どもの反応、支援と子どもの変容をセットで記録

先生の手立てや工夫だけをメモするのではなく、それに対する子どもの反応をセットにして記録することが重要です。

ある発問をした結果、子どもからどんなつぶやきや発言が生まれたのかを矢印などでつないで書いておきましょう。

また、手が止まっていた子に対して先生がどんな支援を行い、その後その子がどう動き出したかという変容もメモします。

原因と結果を合わせて記録することで、その指導が本当に効果的だったのかを客観的に評価できます。

このセット記録の癖をつけることで、子どもの姿を根拠にした説得力のある分析ができるようになります。

授業観察のメモに慣れないうちは、あれもこれもと書いてしまうと、後から見返したときに内容が分からなくなることがあります。

そのような場合は、「今日はここを見る」と学びたいポイントをあらかじめ絞り、そこを重点的に記録すると、要点が整理されて後から振り返りやすくなります。

授業観察の学びを実践に活かす2つのアクション

授業観察の学びを実践に活かす2つのアクション

授業を見て、きれいにメモを取って、「いい授業だったな」と満足して終わってしまうことがあるかもしれません。

しかし、 本当の学びは、授業観察を終えた後にその経験をどう自分のものにしていくかにかかっています。

授業観察で得たものを、実践で活かすための2つの重要なアクションをお伝えします。

アクション1:観察で得た気づきを言語化して共有する

授業を見て感じたことや疑問に思ったことは、自分の中だけで完結させず、必ず言葉にして誰かと共有しましょう。

指導教員や同僚の先生、教育実習生の仲間と、「あの場面のあの子のつぶやき、すごく良かったですね」「あの発問にはどんな意図があったのだろう?」と語り合います。

自分の気づきを言語化する過程で、曖昧だった理解が整理され、より深い学びに変わっていくのを実感できるはずです。

また、他の先生の異なる視点からの意見を聞くことで、一つの授業から何倍もの知見を得ることができます。

放課後などの落ち着いた時間に、「あの活動を取り入れた背景には、どのような思いがあったのですか?」と、授業を参観させてくれた先生に直接その手立てや意図を聞いてみるのも有効な方法です。

アクション2:自分の授業にすぐ取り入れる計画を立てる

授業観察を通して赤ペンでメモした「真似したいポイント」を、自分の次の授業でどう使うか具体的に計画を立てましょう。

「明日の体育の授業で、指示の出し方を試してみよう」「次の算数の導入で、あの問題提示の仕方を工夫してみよう」と、すぐに行動に移せるサイズのアクションプランを作ります。

インプットした知識は、実際の授業でアウトプットして初めて自分の血肉となります。

最初から完璧にできなくても大丈夫なので、まずは小さなことから実践し、子どもたちの反応を見てみてください。

その挑戦の積み重ねが、あなた自身の授業力を高め、目の前の子どもたちの笑顔を増やしていく確かな一歩となるはずです。

ポイント

先輩の先生方の素晴らしい授業を参観したからといって、すぐに自分も同じように実践できるほど簡単なものではありません。

しかし、まずは思い切って行動に移してみることで、目の前の子どもたちに合わせてどうアレンジすればよいかというヒントが必ず見つかるはずなので、積極的にチャレンジしましょう。

まとめ

今回は、教育実習生や若手の先生に向けて、授業力を劇的に向上させるための授業観察の視点やメモ術、立ち位置の工夫などのコツ18選について紹介しました。

3つのポイント
  • 授業者の手立てや教室環境だけでなく、目の前の子どもたちのリアルな表情や学びの姿に注目すること。
  • 活動場面に合わせて立ち位置を変え、事実と自分の疑問や代案を色分けしながらセットでメモに残すこと。
  • 授業観察で得た気づきを同僚と共有し、明日の自分の授業ですぐに試せる小さなアクションプランを立てること。

この記事を読んだことで、これまで漠然と眺めていた授業観察が、先輩の生きた技術を盗み、ご自身の指導力をぐんぐん伸ばすための最高のインプットの時間へと変わったことと思います。

ぜひ、授業観察で見つけた「真似したいポイント」を自分の学級向けにアレンジして、思い切って実践していきましょう!

夢人
夢人
この記事を書いた人
Profile
19年間、教育現場の最前線を駆け抜ける中で病に倒れ、教壇を降りた元小学校教員です。綺麗事や根性論だけでは救われない学校現場のリアルを知り尽くしているからこそ、明日からの教室ですぐに実践できる「無理なく続けられる教育のノウハウ」を発信しています。

【経歴 / Experience】
・小学校教員歴19年→退職
・低中高の学年主任を担当
・研究主任や教務主任を歴任
・教育実習生の指導教員4回
・現在は民間企業に勤務
・Webライターとしても活動

【資格 / Certifications】
・小学校教諭二種免許状(全科)
・中学校教諭一種免許状(社会)
・高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
・高等学校教諭一種免許状(公民)
・自動車免許
・簿記検定3級

Lucid Dream

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Lucid Dream(ルシッドドリーム)は、見習い魔道士が試練と出会いを重ね、迷いながらも一歩ずつ成長していく、仲間と共に挑む熱き戦いを描いたファンタジー物語です。

私自身が紡ぐオリジナルライトノベル、ぜひ物語の第一歩を覗いてみてください。※近日、公開予定!!

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