【体験談3】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!
どうも、天津です!
うつ病やパニック障害などの“心の病”を発症し、「いつも疲れていて休んでも回復しない」「自分を価値のない存在だと感じる」とお悩みではないでしょうか?
この記事では、シリーズに渡って「私自身のうつ病とパニック障害の体験談」を告白します。
この記事は次のような人におすすめ!
- 心の病に苦しんでいるのは自分だけではないのか知りたい
- 将来が見えず、不安でいっぱいになる
- 周囲の人に病気を理解してもらえない
- 急に気分が良くなったり悪くなったりする
今回紹介する【体験談3】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白は、シリーズ3回目となります。
シリーズを重ねるごとに、心の病を克服できるようなヒントが出てくるかもしれないので、ぜひ最後までお読みください!
それでは、どうぞ!
うつ病に変わった?大学時代
パニック障害でパニック発作を恐れていた高校生の頃に比べて、体調が少し良くなっていった傾向がありました。
けれども、よく分からない不安や恐怖が続いたり、興味や関心があることが薄れたり、常に疲れている感じはありました。
大学生になると仲の良い友達ができ、とても充実した学生生活を送ることができていました。
またしても上手くいかなくなった交友関係
しかし、一年が経つと症状が悪化してしまい、友達の誘いを断ることが増え、次第に仲が悪くなってしまいました。
「また高校生の時のように交友関係が上手くいかない」「どうしてこんなに疲れやすいのだろう?」と何度も悔やみました。
友達の数は少なくなりましたが、支えてくれる親友はいました。
この頃から体力づくりのためにジムに通い始めました。
常に疲労感があるのは「体力が足りないせいだ」と思っていたので、身体を鍛えれば普通の健康な状態に戻ると思っていたのでしょう。
結局、どんなに筋トレをしても疲労感が取れることはありませんでした。
大学の単位を大量に落とすことに
大学では授業にきちんと参加して順調に学習を進めていましたが、ある時から本や履修した科目のテキストを読んでも頭に入らなかったり、先生の話が全然理解できなかったり、自宅で勉強しても思考が働かなかったりするなど、困惑と焦りを感じていました。
そんな中、年度末の試験では大量に単位を落としてしまうことになったのです。
「集中できない」「判断できない」「考えることができない」「分からない」という言葉が巡り、「一体、自分の頭はどうなってしまったのだろう?」と非常に悩みました。
窮地に立たされた私は大学を退学しようとまで考えましたが、急に「教員になりたい」という思いが溢れ出し、方向転換することを決意しました。
うつ病に変化した!?
大学に通っていた頃の私は、パニック発作の症状が完全に無くなり、その心配もしないようになりました。
ただし、思考力や記憶力が低下するとともに、不安感は疲労感はずっと消えないままでした。
中学生の頃から謎の不治の病に罹っていたと思っていた私は、病院に行くことはしませんでした。
病院に対して不信感を抱いていたことも事実です。
今思えば、当時はおそらくパニック症から「うつ病」に徐々に変化していったのではないかと思っています。
- 常に疲労感がある
- 将来に対しての強い不安感がある
- 極度の緊張感がある
- たまに動悸がする(心臓の音が気になる)
- 感情があまり動かない
- 眠気に襲われる
- 思考力や集中力が低下している
- たまに吐き気がある
- 食事をしても美味しいと感じない
- 死を考えることがある
うつ病とは
うつ病は、気分障害の一種で、長期間にわたる深い悲しみや興味・喜びの喪失を特徴とする病気です。
一方、パニック障害は、突然のパニック発作とそれに伴う身体的症状や恐怖感が特徴です。
また、うつ病は慢性的な症状が続くのに対し、パニック障害は急性の発作が特徴で、発作は突然発生して比較的短時間で収まります。
主な症状
うつ病になると、以下のような症状が現れます。
- 持続的な悲しみや不安:ほとんど毎日、一日中続く強い悲しみや空虚感がある
- 興味や喜びの喪失:以前楽しんでいた活動や趣味に対して興味や喜びを感じなくなる
- 食欲や体重の変化:食欲不振による体重減少、または過食による体重増加が見られる
- 睡眠障害:不眠(寝付きにくい、途中で目が覚める)または過眠(過度に眠る)
- 疲労感:常に疲れている、エネルギーがないと感じる
- 身体の痛み:頭痛や胃痛など、身体的な痛みを感じることがある
- 自己評価の低下:自分に価値がないと感じたり、過度に自分を責めたりする
- 集中力の低下:集中力や決断力が低下し、物事に注意を払うのが難しくなる
- 絶望感:将来に対する希望を失い、絶望感を感じる
- 死や自殺についての考え:自殺についての考えが頻繁に浮かぶ、または実際に自殺を試みる
治療にはサポートが大事なのだが…
本来、うつ病の治療は医療専門家だけでなく、家族や友人のサポートも重要です。
うつ病の人が適切な治療を受けて回復するためには、周囲の理解と支援が欠かせません。
ところが、私はうつ病などの精神疾患に関する知識もなければ、自分に対する理解もありませんでした。
当然ながら通院してもいませんし、何も治療をしていません。
家族や友人も同じで、「私がどうして苦しんでいるのか分からない」「私が病気だということに気づいていない」「そもそも私が苦しんでいるかどうかさえ分からない」という状況だったんだと思います。
私自身もどうしていつも苦しいのか全く分からなかったのです。
本当に教えてほしかったです。
私が「疲れた」と言えば「何もしていないのに、どうして疲れるの?」と思われるし、急に「気持ちが悪い」と言えば「体調が悪いのに、どうして出かけたの?」と困ることになる。
風邪のように咳をしていれば分かりやすいのに…。
骨折のように包帯を巻いておけば心配されるのに…。
どうして精神疾患は非常に厄介な病気なんでしょうか?
教員を目指すために教育学部へ編入学
人生の夢や目標が見出だせないまま、なんとなく毎日を過ごしていました。
テレビ番組を見ていた時に、出演者の一人が「自分のやりたいことを毎日考えていたら夢が見つかりました」と言っていたことを聞き、その翌日から電車の中で「自分は何をしたいのか?」と自問自答を繰り返しながら通学するようにしました。
その甲斐があって、私は「子どもが好き」「教えることが好き」ということが分かり、小学校教員になることが夢になったのです。
ところが通っていた大学では教育学部が無かったため、教員になる夢を実現するために方向転換をするしかありませんでした。
そこで決めたのが「編入学」です。
教育学部がある大学に入って、小学校の教員になること目指すことにしました。
次第に体調が良くなり始める
小学校の教員を目指そうと行動し始めてから、体調が徐々に良くなっていきました。
こう書いてしまうと、精神疾患は「やっぱり気持ちの問題だ」と解釈されてしまうかもしれませんが、偶然にタイミングが重なっただけだと思っています。
体調が改善しただけでなく、小学校の宿泊行事の引率に参加する機会があったり、非常勤講師として採用されたりするなど、まるで小学校の教員になるための道が開いたかのように、順調に進むことができました。
そして、教育学部で小学校教員免許状を取得し、教員採用試験に合格して、晴れて小学校教員になれたのです。
まさに人生が大逆転した瞬間でもありました。
まとめ
今回の記事では、「私自身のうつ病とパニック障害の体験談」のシリーズ3について解説してきました。
次回、体験談のシリーズ4の記事では「若手教員時代とパニック障害の再発」についての話をしていきたいと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。