メンタル

【体験談4】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!

天津シンギ / Shingi Amatsu

どうも、天津です!

うつ病やパニック障害などの“心の病”を発症し、「いつも疲れていて休んでも回復しない」「自分を価値のない存在だと感じる」とお悩みではないでしょうか?

この記事では、シリーズに渡って「私自身のうつ病とパニック障害の体験談」を告白します。

天津
天津

この記事は次のような人におすすめ!

  • 心の病に苦しんでいるのは自分だけではないのか知りたい
  • 将来が見えず、不安でいっぱいになる
  • 周囲の人に病気を理解してもらえない
  • 急に気分が良くなったり悪くなったりする

今回紹介する【体験談4】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白は、シリーズ4回目となります。

前回の記事
【体験談3】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!
【体験談3】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!

シリーズを重ねるごとに、心の病を克服できるようなヒントが出てくるかもしれないので、ぜひ最後までお読みください!

それでは、どうぞ!

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順調に仕事ができた若手教員時代

教員になって数年間は、うつ病やパニック障害などの症状はほとんどありませんでした。

週に2回の筋トレで健康維持に努め、食事も三食(一食は給食)を普通に摂っていました。

疲労が溜まることはありましたが、それは仕事が大変だったことが原因ではないかと思っています。

ただ、学生時代のうつ病やパニック障害の症状がフラッシュバックするようなことは度々ありました。

「再び病気になったらどうしよう?」「病気にならないように精神力を鍛えるしかない」と考えていた私は、多くの同僚の教員に授業を参観してもらう“研究授業”を積極的に取り組んで、自信をつけようと躍起になっていました。

あと、中学時代から続いていた慢性的な腰痛にも悩まされていました。

慢性的な腰痛の原因

整骨院や整形外科に行って治療を受けても、一時的には腰痛が治まるが、数日経つと再び痛みが走る。

腰をケガをしたりギックリ腰になったりしたわけではないのに「腰痛の原因は何だろう?」と考えていた時に知ったことが、「ストレスと腰痛には関係がある」というものでした。

ストレスが高まると、体は自然に緊張状態になります。

特に背中や腰の筋肉が硬くなることがあり、これが痛みや不快感を引き起こす原因となることがあります。

また、ストレスは体内の炎症反応を引き起こすことがあり、これが腰痛を悪化させる要因になることがあります。

ストレスホルモンが炎症を促進することで、痛みが増す場合があるのです。

さらに、ストレスが持続すると、中枢神経系が過敏になり、痛みに対する感受性が高まることがあります。

これにより、本来はそれほど痛くないはずの刺激に対しても、強い痛みとして感じるようになる場合があるのです。

心因性腰痛」とも呼ばれているようです。

山あり谷あり

若手教員時代は山の登るようにキャリアを積んでいきました。

学級担任になったのは主に中学年(3・4年生)と高学年(5・6年生)でした。

可愛い子どもたちに囲まれ、厳しくも優しい先輩の先生方に指導を受けながら、充実した教員生活を過ごすことができていました。

勤務している学校で研究授業も何度も経験しましたし、外部の研究会に所属して研究授業や研究発表に取り組めたことは、教員としての自信にもなっています。

また、毎年のように宿泊行事の引率に参加し、子どもたちと思い出をたくさん作ることができました。

そんな順調に仕事をしていたところ、急に谷底に落ちてしまったのです。

パニック障害の再発です。

突然のパニック障害の再発

目が回るほど仕事が忙しく、疲労困憊の毎日を過ごしていた時期でした。

やっとの思いで一学期が終わり、夏休み期間の仕事も一段落して安心していた矢先のことでした。

夜に自宅のパソコンでネットサーフィンをしていた時、何の前触れもなく心臓の鼓動が速くなったのです。

ドクン、ドクン、ドクッ、ドクッ、ドクドク・・・(苦しい)・・・なんで、また?

さっぱり、訳が判りませんでした。

学生時代に治ったはずだと思っていたパニック障害が、どうして再び起きるの?

必死で心臓が落ち着くのを待ちました。

もう気が狂いそうです。

しばらく経つと心臓の鼓動が落ち着いてきたのですが、また再び速くなってきました。

本当にヤバいかもしれない!?この状態は…。

ベッドに横になってどうにか眠ることができましたが、朝起きてからずっと気持ちがザワザワして嫌な気分です。

とにかく気持ちが悪くて落ち着いていられませんでした。

心療内科(精神科)のある病院に電話をしたが…

小学校教員になってから数年後、「仰天ニュース」というテレビ番組で「パニック障害 死の恐怖」というタイトルを放送を見たことがありました。

その時に、「自分が学生時代に苦しんでいた原因は、パニック障害という病気だったかも知れない」とパニック障害の存在を初めて知ったのです。

テレビで放送していた内容が、ほとんど私が苦しんでいた症状と同じでした。

もし何も知らなかったら、きっと心臓を診てくださる循環器内科や心臓血管外科がある病院に連絡していたでしょう。

心臓の鼓動が速くなった時は「パニック障害だ」ということが確信に近かったので、すぐに心療内科(精神科)がある病院を調べて連絡をしたのです。

ところが、どの病院に電話しても夏休み期間中の初診の予約はいっぱいでした。

「心療内科(精神科)って、そんなに多い人が通院しているの?」と驚くとともに、「病院で診てもらうために相当な期間を待たなければならない」と落ち込んだことを今でも鮮明に覚えています。

一番早く診てもらえる病院で予約し、初診日まで待つことになりました。

力が尽きて倒れる

夏休みが明けてからも、「またパニック発作が起きたらどうしよう?」という恐怖心がある中で仕事をしていました。

頭がフワフワした感覚で、気分が悪く、全身がダル重い状態でした。

「あと数日間の辛抱だ」と毎日のように初診日までカウントダウンをしていましたが、とうとう限界が来てしまい、倒れ込んでしまったのです。

病院に電話をしたところ、診察をしてもらえるということで予約をしました。

その結果、初めて「パニック障害」と診断を受けることになったのです。

学生時代から苦しんできた病気が「パニック症」だったということが判明したので、積年の疲れがドッと出たように感じました。

同時に、「またあの地獄を味わうことになるのか…」と絶望感を抱きました。

パニック障害を再発した原因

教員になってから一度もパニック発作などの症状が出ていないのに、どうして再発してしまったのでしょうか?

おそらく、原因は複合的だと思っています。

原因と思われるもの
  • 6年生担任
  • 単学級(一つの学年に一つの学級しかない状態)
  • 教務主任
  • 外部の研究会で研究授業
  • 研究発表
  • 宿泊行事の準備と引率
  • 中堅教諭等資質向上研修
  • 休日出勤
  • 夜8時まで時間外勤務
  • 自宅でのリモートワーク

上記のように仕事をしている教員がいらっしゃると思います。

だからと言って、全員がうつ病やパニック障害などの精神疾患になるわけではないのです。

しかし、精神疾患は誰でもなる可能性があると言われています。

当時、私は責任のある仕事を一任されて意欲に溢れ、あまりストレスを感じていないと思っていました。

「努力は必ず報われる」という言葉を信じて突っ走ってきましたが、そうならないこともあることを実感しました。

再発するリスク

パニック障害は再発しやすい精神疾患の一つで、その再発には特定の要因が関与します。

長期間にわたるストレスや不安が高い状態が続くと、パニック障害の再発を促進することがあります。

また、パニック発作を避けようとする行動パターンも、長期的には不安を増大させ、状況を悪化させることがあるため、注意が必要です。

同様に、うつ病も一度発症すると再発するリスクが高い精神疾患です。

治療が効果を示しているにも関わらず、治療を中断すると再発のリスクが高まります。

仕事や家庭生活のストレスが高いと、その再発の可能性も高まります。

さらに、特定の身体疾患や薬物の使用がうつ病の再発に影響を及ぼすこともあります。

これらの疾患の管理には、症状の初期段階での適切な介入と、継続的なサポートが重要なのです。

自分なりの働き方改革を考えるきっかけに

結局のところ、私の場合は仕事のストレスが溜まったことが主な原因ではないかと考えています。

ストレスを感じないで仕事をすることは不可能ですが、そこをどうやって克服していくかが鍵です。

当ブログには、この記事の「メンタル(Mental)」だけでなく、「仕事術(Work hack)」のカテゴリーが存在しています。

仕事術(Work hack)で紹介している記事は、うつ病やパニック症で苦しんできた私自身の経験をもとに、自分なりに働き方改革を考えて実践しているものです。

「私のように精神疾患になってほしくない」「精神疾患になっても働くことができるんだよ」ということを知ってもらうために、ブログを運営しています。

私も完全に精神疾患を克服できたわけではありません。

しかし、精神疾患を治すきっかけや、働き方のヒントになる部分がどこかに必ずあると思いますので、ぜひこれからもブログの記事を読んでいただければと思います。

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まとめ

今回の記事では、「私自身のうつ病とパニック障害の体験談」のシリーズ4について解説してきました。

次回、体験談のシリーズ5の記事では「休職期間」についての話をしていきたいと思います。

次回の記事
【体験談5】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!
【体験談5】うつ病とパニック障害に悩む人生を告白!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

天津
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【働き方改革リーダー】YUMETO Me(ユメトミ)とは、心の不安や悩み、身体の疲れを抱える皆様に向けて、今日よりも明日をラクに生活できる情報を発信するセルフメディアです。心の病で休職・復職をした体験と、教員として培った長年のノウハウをもとに「働くをラクにすること」を提案します。
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