教育実習

教育実習で学級経営をどう学ぶ?先生方から極意を吸収する方法24選

教育実習で学級経営をどう学ぶ?先生方から極意を吸収する方法24選
夢人

どうも、夢人です。

教育実習において学級経営の様子を観察したり、自ら学級指導を行ったりする中で、「どのような視点で学級経営について学べばいいのだろう?」「自分が学級担任になったつもりで、どのように子どもたちと関わっていくべきか?」とお悩みではないでしょうか?

教育実習が始まる時期には、すでに学級開きが終わり、ルールやシステムがしっかりと定着している状態になっています。

表面上は子どもたちが自動的に動いているように見えるため、実習生として自分が何を見て、どのように入ればいいのか、戸惑うのも無理はありません。

今回の記事では、教育実習生として完成された学級から学級経営の極意を読み解くための具体的な視点や観察・実践ポイントなどの24選をわかりやすく解説します。

夢人
夢人

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 指導教員の学級経営の裏側にある意図を深く理解したい。
  • 当番活動や係活動をしているところに関わり、子どもたちを育てる指導法を知りたい。
  • 先輩の先生の教室を観察する際に、どこをどうやって見るべきかを知りたい。

この記事を読めば、完成された学級から学級経営の極意を盗む具体的な視点がわかり、自信を持って子どもたちと関わり、未来の自分の学級経営に活かせるようになります!

この記事を書いた人

名前 / Name  
夢人 

19年間、学年主任・研究主任を務めた元小学校教員。会社員兼ライターとして活動中。学校現場で培った学級経営・指導法・働き方などのノウハウを忙しい先生方にお届けします。

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Contents
  1. 完成された学級で見るべき3つの視点
  2. 朝の会で実習生が学ぶ3つのポイント
  3. 帰りの会で実習生が学ぶ3つのポイント
  4. 日直当番で実習生が学ぶ3つのポイント
  5. 給食の時間で実習生が学ぶ3つのポイント
  6. 掃除の時間で実習生が学ぶ3つのポイント
  7. 係活動で実習生が学ぶ3つのポイント
  8. 一人一役当番で実習生が学ぶ3つのポイント
  9. まとめ

完成された学級で見るべき3つの視点

完成された学級で見るべき3つの視点

いざ教育実習が始まると、学級の子どもたちが自主的に当番や係の仕事を進める姿に驚くかもしれません。

「担任の先生が何も指示していないのに、どうしてできるの?」と疑問に感じてしまうのは、とてもよくわかります。

しかし、その自動で動くシステムこそが、指導教員が4月から作り上げた学級経営の結晶なのです。

ここでは、完成された学級から何をどう学び取ればよいのか、実習生が持つべき3つの視点についてお話しします。

視点1:指導教員の意図を読み解くシステムの観察

表面的な子どもの動きだけを見て「すごいな」と感心して終わってはいけません。

その学級のシステムがなぜうまく機能しているのか、指導教員の言葉かけや立ち位置、教室環境などに注目することが重要です。

また、子どもがつまずいた時に先生がどうフォローしているか、ルールが守れなかった時にどんな表情や口調で伝えているかを探りましょう。

そこには、子どもたちを自立させるための緻密な計算と温かい願いが込められています。

ポイント

学級のシステムの裏側にある「なぜ」を常に問い続けることで、学級経営の本質が見えてきます。

あなたの気づきをノートに書き留め、指導教員の意図を自分なりに分析してみましょう。

視点2:実習生として子どもたちと関わる具体的な実践方法

観察で得た気づきは、実際に子どもたちと関わる中で試してこそ本物のスキルになります。

指導教員が使っていた褒め言葉や、子どもを安心させる笑顔を、あなた自身のアプローチとして取り入れてみましょう。

最初は上手くいかなくても、子どもたちは一生懸命に関わろうとするあなたの姿を、指導教員はしっかりと見ています。

失敗を恐れず、自分から積極的に子どもたちの輪の中に入って関わりましょう。

指導教員の真似から始まり、少しずつ自分らしい関わり方を見つけていくことが、実習における大きな成長につながります。

視点3:他の先輩の先生から多様な指導法を学ぶ観察のコツ

教育実習の醍醐味の一つは、指導教員以外の先輩教員の教室も見学できることです。

先生が違えば、学級の雰囲気やルールの徹底の仕方もまったく異なることに驚くでしょう。

あるクラスは活気に満ち溢れ、またあるクラスは静寂の中で集中して取り組んでいるかもしれません。

それぞれの先生がどのような意図でその空気感を作っているのかを比較しながら観察することが大切です。

複数の学級経営のスタイルに触れることで、自分にとって理想の学級像が少しずつ具体的に描けるようになります。

ポイント

指導教員だけでなく、他の先輩の先生方が実践する学級経営の様子を観察させてもらえるよう、自ら一歩踏み出してお願いしてみることをおすすめします。

また、授業見学で様々な教室を訪れた際にも、掲示物から学級のシステムを学んだり、放課後に直接質問へ行ったりするなど、主体的に吸収しようとする姿勢も大切です。

朝の会で実習生が学ぶ3つのポイント

朝の会で実習生が学ぶ3つのポイント

朝の教室は、登校してきた子どもたちの様々な感情が入り混じる特別な空間です。

「今日はどんな一日になるかな?」と期待する子もいれば、家庭で何かあって沈んだ気持ちを抱えている子もいます。

ここでは、そんな子どもたちを「学校モード」に気持ちを切り替え、安心感を与える朝の会において、実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員の迅速な動きと子どもたちとの関わり方

指導教員が、子どもたちが教室に入ってきた時から朝の会までの動きを、注意深く観察してみましょう。

朝は慌ただしい時間帯だからこそ、迅速かつ丁寧な動きが求められます。

  • 子どもたちへの朝の挨拶の仕方
  • 一人ひとりに声をかけている内容
  • 朝の支度をスムーズにするための手立て
  • 宿題などの提出状況の確認
  • 遅刻をしてきた子への指導
  • 保護者から連絡帳や電話で連絡があった際の対応
  • 子どもたちを校庭や体育館へ連れて行く方法や整列のさせ方(全校朝会や集会の場合)

そして、朝の会の健康観察では、子どもたちの顔色や姿勢、声のトーンから、心と身体の健康状態をどのように読み取っているのかに注目してください。

また、今日の予定についての連絡の仕方も重要な観察ポイントです。

子どもたちが安心できる内容量や伝え方、目線の配り方など、すぐに活かせる具体的な話し方を学んでいきましょう。

ポイント2:実習生が朝の会を指導する時の心温まる声かけ

子どもたちの名前と顔を覚えるために、朝の挨拶では座席表を見ながら「◯◯さん、おはようございます」と名前と挨拶をセットで伝えることが効果的です。

実習生が朝の会で前に立つ時は、指導教員の動きを真似しながら、とにかく子どもたちに安心感を与えることを最優先に考えます。

「みんなに会えて嬉しいな」「今日も元気に来てくれてありがとう」という気持ちを、明るい表情と声のトーンに乗せて伝えましょう。

さらに、子どもたちの良いところを思い出して、「昨日の掃除、とても頑張っていたね」と昨日の出来事を具体的に褒めるようにします。

温かい言葉一つで、子どもたちの心はスッと軽くなり、学習に向かう意欲が高まります。

ポイント3:他の先輩の先生が作る教室の空気感

他の教室の朝の会を見に行くと、先生によって大切にしているポイントが違うことに気づくはずです。

歌を歌って元気にスタートする学級もあれば、静かに本を読んで心を落ち着かせる学級もあります。

どの方法が正解というわけではなく、それぞれの先生が目の前の子どもたちの実態に合わせて最適な方法を選んでいるのです。

なぜその活動を取り入れているのか、その結果どんな空気感が生まれているのかを分析してみましょう。

さまざまなアプローチを知ることで、自分の引き出しが豊かになり、将来の学級経営の幅が広がります。

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帰りの会で実習生が学ぶ3つのポイント

帰りの会で実習生が学ぶ3つのポイント

一日の終わりの帰りの会は、子どもたちの心をリセットし、「明日もまた学校に行きたい!」と思わせるための大切な時間です。

たとえその日に学級でトラブルがあったり、上手くいかないことがあったりしても、最後をどう締めくくるかで子どもたちの記憶は大きく変わります。

先生は、この短い時間の中で、子どもたちに安心感と明日への期待をしっかりと植え付けています。

ここでは、一日を温かく締めくくり、子どもたちを笑顔で下校させる帰りの会において、実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員による一日の価値付けと前向きな語り

指導教員は、帰りの会でその日にあった子どもたちの「頑張り」や「思いやりのある行動」を見逃さず、学級全体の前で価値付けているはずです。

  • 「今日は社会の授業で、みんなが協力して話し合えていたのが素晴らしかったよ。」
  • 「〇〇さんが、困っている友達を助けてくれた姿を見て、私はとても嬉しかったです。」
  • 「給食当番を中心に、安全かつ手際よく配膳してくれたおかげで、いつもより早く給食を食べることができましたね。」

このように、具体的な事実に基づいた称賛を送ります。

もし、学級全体に注意すべきことがあった場合でも、決して叱責で終わらせることはありません。

「明日はきっともっと良くなるよ」と、必ず前向きな言葉で締めくくり、子どもたちに希望を持たせる温かい語り口を学びましょう。

ポイント2:実習生が帰りの会で子どもに思いを伝える

実習生のあなたも、帰りの会で子どもたちに温かいメッセージを伝えるようにしましょう。

その日、子どもたちと一緒に過ごして感じた素直な喜びや感動を、自分の言葉で伝えてください。

  • 「休み時間、一緒にドッチボールで遊んでくれてとても楽しかったよ。」
  • 「授業中のみんなの真剣な目がとてもかっこよかったです。」
  • 「◯年◯組の教室の場所が分からなくて困っていた時に、案内をしてくれてありがとう。本当に助かったよ。」

実習生の新鮮な視点からの褒め言葉は、子どもたちにとって特別なご褒美となります。

「明日もみんなに会えるのを楽しみにしているよ」という思いを添えることで、子どもたちはあなたのことをさらに身近に感じ、信頼を寄せてくれるようになります。

毎日の終わりに、子どもたちと心を通わせるコミュニケーションを積み重ねていきましょう。

ポイント3:他の先輩の先生によるプログラムの工夫

帰りの会の進め方も、学年や学級によって様々なプログラムの工夫が凝らされています。

「今日のいいね!」と題して、子どもたち同士でその日の良かったことや感謝の気持ちを発表し合う時間を設けている学級もあるでしょう。

また、みんなで明るく歌を歌ってから下校する学級や、一日の振り返りカードに短い文章を書いて気持ちを整理する学級もあります。

他の教室の帰りの会を観察する際は、こうした「子どもたちの心を温め、明日への意欲を高めるためのプログラム」に注目してください。

限られた時間の中で、いかにして充実した振り返りを行い、笑顔でさようならを言う雰囲気を作っているのか、参考になることがたくさん見つかります。

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日直当番で実習生が学ぶ3つのポイント

日直当番で実習生が学ぶ3つのポイント

日直当番は、子どもたちが一日限定の小さなリーダーとして活躍できる貴重なチャンスです。

しかし、人前に立つことが苦手な子にとっては、緊張や不安でいっぱいの時間でもあります。

完成された学級では日直当番がスムーズに動いていますが、そこに至るまでには先生の丁寧な指導と温かいサポートがありました。

ここでは、立派なリーダーに育てるための日直当番への指導について、実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員による権威づけと絶妙なフォロー

指導教員は、日直当番の子どもが自信を持って前に立てるよう、巧みに「権威づけ」を行っています。

日直当番が号令をかける時は、先生も必ず動きを止め、真剣な態度で指示を聞く姿勢を学級全体に示します。

もし日直当番が言葉に詰まったり、間違えたりしても、決して叱ることはなく、そっと助け舟を出して最後までやり遂げさせます。

先生が日直当番を尊重する姿を見せることで、他の子どもたちも自然と日直の指示に従うようになるのです。

指導教員の絶妙なフォローのタイミングと声かけのバリエーションを、しっかりと目に焼き付けましょう。

ポイント2:実習生が日直当番を温かくサポートする

実習生のあなたが日直当番をサポートする時は、結果だけでなく、そこに向かう「姿勢」を認める声かけも意識しましょう。

  • 「チャイムが鳴る前に時計を見て、姿勢を正して号令をかける準備していましたね。」
  • 「黒板を掃除する時に、チョークの粉が残らないように隅っこまで何度も拭いてくれていましたね。(日直の仕事に黒板掃除が含まれていた場合)」
  • 「朝の会で前に立った時に、みんなが静かになるのを待ってから始めていたね。」

また、日直の仕事で次に何をすればいいか迷っている子がいれば、すぐに答えを教えるのではなく、「次は何をする時間だったかな?」と優しく問いかけてみてください。

子どもが自分で考えて動けた時は、大げさなくらい一緒に喜んであげましょう。

あなたの温かいフォローが、子どもたちにとって何よりの安心材料となり、次の挑戦への活力へと繋がります。

ポイント3:他の先輩の先生による多様な日直当番システム

日直当番の仕事内容や分担の方法は、学年や学級の実態によって実に多様です。

1人で責任を持ってやり遂げる学級もあれば、2人組で協力し合って進める学級もあります。

また、朝の会の司会進行の台本が細かく決まっている学級もあれば、子どものアドリブに任せている学級もあるでしょう。

他の先輩の先生の教室を訪れた際は、こうした日直当番のシステムの違いとその理由を観察してみてください。

「この学年にはこれくらいのサポートが必要なんだな」「このシステムなら、引っ込み思案な子も安心して取り組めるな」といった発見があるはずです。

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給食の時間で実習生が学ぶ3つのポイント

給食の時間で実習生が学ぶ3つのポイント

給食の時間は、子どもたちにとってワクワクする楽しい時間ですが、先生にとっては一瞬の油断も許されない緊張の時間でもあります。

熱いスープの運搬や、命に関わる食物アレルギーへの対応など、安全管理が何よりも優先されます。

先生が何も言わなくても子どもたちがテキパキと準備を進めている背景には、徹底されたルールと危機管理のシステムが存在するのです。

ここでは、給食の時間に実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員の立ち位置と徹底した安全管理体制の観察

給食の準備が始まると、指導教員は教室全体が見渡せ、かつ危険が予測される場所の近くに立ちます。

配膳台の周辺や、熱い食缶が置かれている場所など、事故が起きやすいポイントを俯瞰して見守っているはずです。

また、食物アレルギーを持つ子どもが学級にいる場合は、専用のお盆を使い、管理職や養護教諭、栄養教諭(栄養士)など複数の目で何度も確認するという厳格なダブルチェック体制が敷かれています。

先生は、配膳のスピードよりも「確実な安全」を最優先に考え、子どもたちの動きをコントロールしているのです。

どこに危険が潜んでいるかを予測し、先回りして動く先生の立ち位置と視線の配り方を学びましょう。

ポイント2:実習生が給食指導に入る際の声かけと注意

実習生が給食のサポートに入る際は、危機予測を持った声かけを心がけましょう。

  • お盆が傾いているから、スープがこぼれるかもしれない。
  • よそ見をして歩くと、友達とぶつかるかもしれない。
  • 両手で運ばないと、お皿が落ちて割れるかもしれない。
  • 椅子が出しっぱなしになっていると、給食を運んでいる子がつまずいてしまうかもしれない。

こうした様子を見ながら「熱いから両手でしっかり持ってね」「前を見てゆっくり歩こうね」と、具体的な行動を促す指示を出してください。

また、配膳が遅れている子がいれば、焦らせるのではなく「ゆっくりで大丈夫だよ、安全に運ぼうね。」と安心させる言葉をかけます。

アレルギー対応の除去食については、決して独自の判断で動かず、必ず指導教員の指示を仰ぎ、一緒に確認する手順を踏みましょう。

ポイント

給食の準備中にトラブルが発生した場合は、床にこぼれた給食を拭き取ったり、割れたお皿を安全に片付けたり、給食当番に代わって配膳を進めたりするなど、状況に合わせて臨機応変に対応します。

ポイント3:他の先輩の先生の教室で見るべき危機管理の工夫

給食時間の指導法やルールの徹底の仕方も、教室によって様々な工夫が見られます。

配膳を待つ間、子どもたちが自分の席で静かに待機できるような読書の習慣を取り入れている学級もあるでしょう。

また、給食当番の役割分担が細かく視覚化され、誰もが迷わず動けるシステムが構築されている学級もあるはずです。

他の教室を見学する際は、こうした「トラブルを未然に防ぐための環境づくりやルールの工夫」に注目してください。

先生の指示がなくても安全に配膳が進む仕組みはどのようにして作られているのか、それぞれの教室の優れた危機管理のアイデアを収集し、自分の引き出しにストックしておきましょう。

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掃除の時間で実習生が学ぶ3つのポイント

掃除の時間で実習生が学ぶ3つのポイント

掃除の時間は、単に教室を綺麗にするだけでなく、自分たちの生活環境を自分たちの手で整えるという自立心を育てる重要な時間です。

しかし、放っておけばおしゃべりに夢中になったり、遊んでしまったりしやすい時間でもあります。

完成されたクラスで子どもたちが黙々と掃除に取り組んでいるのは、先生が掃除の意味をしっかり伝え、価値付けているからです。

ここでは、掃除の時間に実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員が掃除する態度を育てる指導法

掃除の時間、指導教員は決して腕を組んで指示を出しているだけではありません。

自らほうきを持ち、子どもたちと一緒に汗を流して掃除をする姿を見せて、子どもたちにとって良いお手本になることもあります。

また、子どもたちの自主性を信頼して教室から離れて、各掃除場所を回って声をかけることもあります。

そして、「隅々まで綺麗に掃いてくれてありがとう」「机を丁寧に運んでくれて助かるよ」と、子どもたちの働きを具体的に認め、価値付けています。

掃除を「やらされる作業」から「みんなのために役立つ誇らしい行動」へと昇華させる先生の言葉の力に注目しましょう。

ポイント2:実習生が子どもと共に掃除をする際の関わり

実習生のあなたも、ぜひ子どもたちと同じ目線で一緒に掃除に取り組んでみてください。

箒で掃いたり雑巾がけをしたりしながら、「ここ、ピカピカになって気持ちいいね!」「すごく上手だね!どうやって絞ったの?」と自然な会話を楽しんでみましょう。

共に作業をすることで心の距離がグッと縮まり、子どもたちもあなたに対して親しみを感じるようになります。

また、掃除に身が入っていない子がいれば、注意するのではなく「一緒にこの机を運んでくれるかな?」「この隙間のゴミを箒で取ってもらえると助かるよ」と具体的な役割を与えてみてください。

行動を促し、できたらしっかり褒めるというサイクルを繰り返すことで、子どもたちの掃除に対する意識は前向きに変わっていきます。

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ポイント3:他の先輩の先生による多様な分担や評価方法

掃除の分担方法や、頑張りを評価する仕組みも、学級によって様々です。

班ごとに責任を持って場所を担当するローテーション方式を取り入れている学級もあれば、個人に特定の役割を長期間任せている学級もあります。

また、掃除の終わりに振り返りの時間を設け、「今日の掃除で頑張っていた人」を発表し合うことで、互いを認め合う文化を育てている先生もいます。

他の教室の掃除風景を観察する際は、こうした「分担の工夫」や「意欲を持たせるための評価の仕組み」に目を向けてみましょう。

子どもたちが飽きずに、そして主体的に掃除に取り組めるようなシステムはどのように作られているのか、多様なアプローチを知ることで学級経営の奥行きがさらに広がります。

係活動で実習生が学ぶ3つのポイント

係活動で実習生が学ぶ3つのポイント

係活動とは、学級をより楽しく、豊かにするためのクリエイティブな活動です。

すでにシステムが完成している学級では、お笑い係や新聞係など、子どもたちが自分たちで考えて生き生きと活動している姿が見られるはずです。

ここでは、係活動を通して子どもたちの自主性や創造性をどのように育てていくのか、実習生が学ぶ3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員による係活動への温かいサポート

指導教員が、子どもたちから出てきた自由なアイデアをどのように実現へと導いているのかを観察してみましょう。

先生は、「それは無理だよ」と頭ごなしに否定するのではなく、「どうすればもっとみんなを楽しませられるかな?」と問いかけているはずです。

失敗を許容し、子どもたちの挑戦を温かく見守る姿勢が、係活動を活発にする最大の秘訣になります。

また、活動の様子を学級全体に共有するための「係活動コーナー」をどのように活用しているかも重要な観察ポイントです。

先生がどのような距離感で子どもたちの活動をサポートしているのか、そこには主体性を引き出すためのヒントがたくさん詰まっています。

ポイント2:実習生が子どものアイデアを実現へと導く方法

実習生として係活動に関わる際は、子どもたちの「やりたい!」という意欲を最大限に尊重し、伴走するサポーターに徹することが大切です。

子どもたちから「こんな企画をやってみたい!」と相談された時は、「それは面白そうだね!先生に手伝えることはあるかな?」とワクワクする気持ちを共有しましょう。

すぐに答えややり方を教えるのではなく、子どもたち自身で考え、工夫する過程を大切に見守ります。

もし計画が行き詰まっていたら、「こんな方法もあるかもしれないね」「◯◯係ではこんな工夫をやっていたよ」とそっとヒントを提示してみてください。

子どもたちが自分たちの力でアイデアを形にし、学級のみんなに喜んでもらえる活動になるよう支援していきましょう。

ポイント

実習生であるあなたが、子どもたちに素晴らしいアイデアやヒントを提供した場面でも、自分の手柄にするのではなく、あくまで子どもたち自身から生まれた発想であると伝えることが大切です。

もし子どもたちが「先生が教えてくれたからアイデアが浮かんだよ」と伝えてくれた際には、「私のおかげだね」と返すのではなく、「私は少しヒントを出しただけで、それを係活動にどう活かすかを自分たちで考えたみんなが素晴らしいんだよ」と子どもたちの取り組みを価値付けましょう。

ポイント3:他の先輩の先生の教室から見る独自のアイデア

係活動は、その学級の子どもたちのカラーや、担任の先生の持ち味が最も色濃く反映される部分です。

他の教室を見学すると、自分の担当学級にはないユニークで魅力的な係活動がたくさん存在していることに驚くでしょう。

それらの活動が、学級の雰囲気をどのように明るくし、子どもたちのどのような才能を引き出しているのかを観察してみてください。

また、先生がそうした独自の活動をどのように承認し、学級全体に広げているのかも重要な学びのポイントです。

他のクラスの素晴らしい係活動のアイデアをたくさん集めることは、将来自分が担任を持った時の強力な武器になります。

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一人一役当番で実習生が学ぶ3つのポイント

クリエイティブな係活動に対して、一人一役当番は、電気消しや黒板消しといった学級生活を維持するための「なくてはならないルーティンワーク」です。

先生が何も言わなくても、子どもたちが自分の仕事を忘れずにこなしているのは、学級の中で仕組みが整っているからです。

ここでは、一人一役当番を機能させるための指導の裏側と、実習生としてどのように関わるべきかについて、3つのポイントを解説します。

ポイント1:指導教員が自己有用感を引き出す言葉かけ

一人一役当番の指導において、指導教員がどのような言葉かけをしているかに注目してみましょう。

「あなたがやってくれないと、みんなが困ってしまうよ」と、その子の役割がいかに学級にとって重要であるかを伝え、自己有用感に働きかけています。

また、仕事をしてくれた後には、「いつも黒板を綺麗にしてくれるおかげで、気持ちよく授業ができるよ」と、当たり前の行動に対してしっかりと感謝を伝えているはずです。

当番活動を「やらされる作業」にしないための、先生の巧みな言葉選びを観察してください。

そして、その言葉を受けた子どもたちの表情がどのように変化するのかも、合わせて見取ってみましょう。

ポイント2:実習生は当番活動のやりがいを具体的に伝える

実習生のあなたが一人一役当番に関わる時は、子どもたちの行動の結果はもちろん、気づきを具体的に褒めることを意識しましょう。

  • 「黒板をキレイに消してくれて、ありがとう。おかげで授業がとてもしやすくなったよ!」
  • 「自分で気づいて行動できたことが素晴らしいね!」
  • 「◯◯さんが仕事を頑張っているから、みんなが助かるね!」

もし、一人一役当番の仕事に行き詰まっている子がいたら、「何か手伝えることはありますか?」「困っていることがあれば教えて」とサポートに入ってみてください。

一人一役当番の仕事は「自分のことは自分でする」という自立心を育てる機会でもあります。

何でも実習生が手伝いすぎるのではなく、子どもが自分でやり遂げるのを温かく見守る距離感も大切にしてください。

ポイント3:他の教室における一人一役当番の運用システム

一人一役当番の仕事内容や分担の方法は、学年や学級の実態によって実に様々です。

マグネットを使って「がんばる」から「できた」へ移動させる当番表を活用している学級もあれば、週あるいは日替わりでローテーションを組んでいる学級もあります。

他の先輩の先生の教室を訪れた際は、こうした一人一役当番の運用システムの違いとその理由を観察してみてください。

「この学年にはこれくらいのサポートが必要なんだな」「このシステムなら、どの子も忘れずに取り組めるな」といった発見があるはずです。

また、子どもたちの成長に合わせて、不要になった一人一役当番の仕事を減らしたり新しい仕事を作ったりと、システムを柔軟に変化させている様子も見られるかもしれません。

多様な一人一役当番のシステムを知ることは、将来自分が担任する子どもたちに合わせた最適な仕組みを構築するための大きなヒントになります。

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まとめ

今回は、教育実習生として完成された学級から学級経営の極意を読み解くための具体的な視点や観察・実践ポイントなどの24選について紹介しました。

3つのポイント
  • 表面的な動きに惑わされず、指導教員の言葉かけやシステムの裏側にある意図を深く分析して学級経営の本質を見抜くこと。
  • 失敗を恐れずに子どもたちの輪へ積極的に入り、実習生ならではの温かい関わりと声かけを実践すること。
  • 他の先輩の先生の教室も観察し、それぞれのやり方を比較しながら自分にとっての理想の学級像を具体的に描いていくこと。

この記事を読んだことで、一見自動で動いているように見える学級の裏側にある「先生の緻密な仕掛け」に気づき、「自分が教育実習で何を学び、どのように動くべきか?」という不安が、自信と未来の学級経営への期待に変わったのではないかと思います。

ぜひ、実習先の学校でのすべての経験を貪欲に吸収し、理想の学級を創り上げる第一歩を踏み出していきましょう!

夢人
夢人
この記事を書いた人
Profile
19年間、教育現場の最前線を駆け抜ける中で病に倒れ、教壇を降りた元小学校教員です。綺麗事や根性論だけでは救われない学校現場のリアルを知り尽くしているからこそ、明日からの教室ですぐに実践できる「無理なく続けられる教育のノウハウ」を発信しています。

【経歴 / Experience】
・小学校教員歴19年→退職
・低中高の学年主任を担当
・研究主任や教務主任を歴任
・教育実習生の指導教員4回
・現在は民間企業に勤務
・Webライターとしても活動

【資格 / Certifications】
・小学校教諭二種免許状(全科)
・中学校教諭一種免許状(社会)
・高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
・高等学校教諭一種免許状(公民)
・自動車免許
・簿記検定3級

Lucid Dream

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Lucid Dream(ルシッドドリーム)は、見習い魔道士が試練と出会いを重ね、迷いながらも一歩ずつ成長していく、仲間と共に挑む熱き戦いを描いたファンタジー物語です。

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